夏の北海道 16歳自転車野宿独り旅
おばあちゃんが十勝地方に住んでいたから、小さい頃からそういった旅人がいるのは知っていた。
でも、自分がそれをするとは思っていなかった。
中3の時、お年玉を貯めて新しい自転車を買ったのがきっかけだった。
大事にしていつもピカピカに磨いていた。奥多摩や江ノ島などにサイクリングに行きいつか北海道へと夢は膨らんだ。
そして15歳の時初めて自転車で野宿をしながら北海道を旅した。友達と二人で道東を約800km、一週間くらいの日程だった。
そして翌年・・・
今年は独りで、もっと遠くへ、もっと長く、旅がしたかった。
16歳、北海道一周2000kmの自転車野宿独り旅が始まった。

初めての独り長期自転車旅。釧路を出発するとすぐに同じような仲間に出会った。左下が16歳の私。

目的地の方向が同じ彼らとひととき旅をわかちあう。
釧路湿原の細岡駅にて、味のある駅舎だ。

野付半島
100Mに満たない幅の半島で左右は海。知床連山に夕陽が沈んでいく。

野付半島 ナラワラ

向こうに見えるのは北方領土。

羅臼の海岸にて漁師のおじさんに大量のカニをいただく。
さっそく「白夜物語」という北海道限定瓶ビールを買ってくる16歳の夏の夕暮れ。

国後島に夕映えの海。

知床林道をカムイワッカ湯の滝へ。

知床五湖
7歳の時に初めて両親と訪れた知床に、自分の足で自転車で来た感慨。

夏・知床・夕陽

孤独の良さを知る。

麦秋のオホーツク

夏休み

礼文島
自転車で走ってもすぐに端から端へ。

富良野

十勝へ
だんだん旅慣れてきた感じ

晩夏の斜光線

自転車は腹が減る。マルちゃんやきそば弁当の世話になる。

幕別 道道36
夏の終わりの木漏れ日がさわやかだった。

ひとけのない黄金道路

今夜の寝床はどこだろう

霧の岬にて
売店では真夏だというのにストーブを焚いている。瓶入りの牛乳がおいしかった。

苫小牧~支笏湖のサイクリングロード
旅も終わりに近づいてきた。

小樽~余市
ニッカウィスキーがうまかった

日本一?の水で歯を磨いてスッキリ

地元のおじさんおすすめの近道 道道174
しかし初っぱなから急登。

もうあさってには北海道を離れるのだ。
しかし急登・・・。

坂の上で見た夕焼け
いままで夕焼けをこんなに意識したことはなかった。
旅の終わりと今への感謝の気持ちがいりまじった、初めての感情だった。

道道5号をオロフレ峠越え
すごくきつい峠だったが、一ヶ月鍛えられた足にはたいしたことはなかった。

道道5号

旧道の峠
明日のフェリーで東京に帰る

苫小牧埠頭から東京へ。芸術家の若林さんと出会う。
長い旅が終わった。16歳の夏。初めて自転車での長期独り旅。
でもいつも独りではなかった。素晴らしい出会いに恵まれた。
自然の美しさやさしさ深さを知った少年は今後旅に生きることになる。