2008.05.21〜29 後生掛温泉断食湯治旅


2008年5月1日から1ヶ月間、水だけを飲み食事は一切食べないという断食を行った。
そして断食21日目に、東北の新緑と幻想的な霧の風景を求めて東京を出発。
残雪とブナの新緑が見事な八幡平に7泊8日滞在した。
後生掛温泉オンドル部屋に泊まり断食を続けながら付近を散策した。
そして温泉と新緑に癒されながら1ヶ月の断食を完遂。
身体の外から内から清冽な自然に浸され生まれ変わったような感覚が素晴らしかった。

心身ともにクリアーな状態で撮影した写真をお楽しみください。


洞窟風呂
盛岡駅からバスで松川温泉へ立ち寄る。断食中だが気分は爽快だ。



松川温泉
青白い色が美しい。



松川温泉・湯治場の風情が溢れる。



窓からは新緑の緑が湯面にゆれる



松川温泉・内湯



松川温泉・内湯



松川温泉・内湯



松川温泉・内湯



松川温泉・内湯
僕は露天風呂や洞窟風呂よりも内湯の味わいが気に入った。


そして八幡平へヒッチハイクして地元の家族に乗せてもらう。
自然の美しさについて語り、ハイキングコースのことなどを教わった。

後生掛温泉近辺には美しい自然が豊かで散策するコースもたくさんあり長湯治にはぴったりだ。
まずは大沼へ歩いてみる。ナナカマドの新緑が美しい。



ダケカンバ新緑



 



 



 



 



 



 



 



大沼を一周しながら撮影した。これくらいの距離でも断食中には結構しんどい。



後生掛温泉・大湯沼
火山の一種の泥火山。100度近くの熱湯が湧く



夕餉時の湯治場・後生掛温泉全景



 



 



ブナの新緑



カッパを着て霧雨に霞む大沼まで歩く。新緑のこの季節は雨が世界を幻想的に美しく魅せてくれる。



コバイケイソウ



 



湖岸のヨシがたなびく。対岸は煙って見えない。



 



 



 



 



 



 



夜中の二時半に起床、湯に浸かった後早朝の散歩が日課



後生掛温泉から蒸けの湯までアスピーテラインを歩き帰りは大深温泉から山道を歩いて後生掛へ。
結構な距離を歩いた。空っぽの体は後生掛の水だけで満たされ、とてもピュアな状態。
理想的なハイキングだった。



自然と対話しながら歩くのは楽しい。



 



熊が出てもおかしくない山道。



一年で一番命がはじけ美しい旬。



森はこの湿気を多いに喜んでいるようだ。



 



 



 



 



 



そして早朝の誰もいない浴場にひたる。極楽だ。体の中も外も後生掛に染まる。



露天風呂から未明に月が見えた。



コバイケイソウと水芭蕉群落



 



深夜の後生掛温泉



私の温泉ベスト3に入る後生掛温泉での7泊8日の滞在はあっというまにすぎて行く。



心の底から癒される落ち着いて安心できる浴場



早朝4時



 



早朝のアスピーテライン
ウグイスが練習している。そして今日でお別れだ。



アスピーテラインをヒッチハイクで進んでいく。



いつまでも歩いていたくなる幻想的な道。



深呼吸しながら歩く。



 



 



 



ありがとう後生掛



2008.07.01 USK